S F や ホ ラ ー が す き
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かき暗し如は降らなむ
五月雨に濡れ衣着せて
真菰(まこも)の馬の俎(そ)に白鳩(しらばと)
門火は八咫(やあた)に 祖父を留めむ
日の灯り幽(かす)けし鉄鋼の街
遡及(さきゅう)儘為ら不昭和二十年
史実を学ぶ絵も画も聞も失せ
コワグロキモイと?膠(にべ)無き馬子
かき暗し如は降らば莞爾(かんじ)の天の河
どの道、厚顔無恥の親善樽俎
糜爛書肆 のたくう 電子網
今 尚
「今、誰より学べたかも知れぬ人命が居りました。」
何も見ずに育つ孫だけれどその事は
覚えて逝きます。確かに。
何も知らずに育つけど只只「単語」にならぬよう
覚えて生きます。確かに。
我が国で一番綺麗な島に
二十九万人が眠っている
爆弾を抱いて戦車に飛び込み
火炎放射器でいぶり焼かれた
お国の為との扁平教育
菰毒携帯 子抱崖落 候
黒雨 終戦
何人も何人も血を吐き死んだ
鍋椀金銀鉄銅莞爾乃弾
散り逝く桜も散る桜
爆弾敬礼片道切符皇居
手を振る菊に旗振る子
黒雨 終戦
何人も何人も血を吐き死んだ
今 尚
「今、食べた家畜と等しい人命が居りました。」
何も見ずに育つ孫だけれどその事は
覚えて逝きます。確かに。
何も知らずに育つけど只只「単語」にならぬよう
覚えて生きます。確かに。