結局のところ、DTM上の作曲で何を知っておいた方が良いかというと。
作曲の場合、度の数え方。スケール。各コードの響き。外音の使用法。旋律とコードとの割合。くらいなんだろうか。
次にマスタリング、ミキシングなんかの方は、個人の趣味が関わってくるもので、ボーカルをずっと下手で鳴らそうが、ギターのディストーションで歪ませようがそれは自由な気がする。
よく、このような「アレンジ」こそ、ロックだ、クラシックだ、ジャズだなどとそういった本が出ているが、音楽を商売にしたいならまだしも、楽しみとして行うのであればそのような縛りに捕らわれるものではないと思う。
「アレンジ」がウリで、それを見てもらいたい動機は尊重すべきだけれど、それで楽しめなくなっては何の為の道楽・娯楽なのかが解らない。
それは、「どうせ客が聞いても解らない」だとか「古典作法は今では実用としての価値は無い」だとかの消極的意味合いからではなく、作り手が「自分の中でめっちゃいい」と思ったものを率直に届けるという意味合いだ。
それは、剥き身で立つということなのだが、これは恥じなんだろうか? うーむ。きっと人それぞれでよいのだろうね。
「技術も無く、知識の無いと思われるのが厭だ」と自尊心を揺さぶられれば、そこに技術と知識を付加すれば良い。逆に、確信犯としてそれを放棄するのもまた良い。
ただ、いずれにしてもこれは、ざっとで良いから知識に目を通すのも必要なのかしら結局。
うーん。知ってるのと知らないのではやっぱり違うのだしねぇ。
自分か他人が良いと思えばそれで良いと思うんだけどなあ。(乱暴かね?)